與那嶺 啓の「It’s a Piece of Kei」

お疲れ様です。
どーも、與那嶺です。


先月はなかなか映画に行けてなかったのですが、その反動が来たのか、この1、2週間で一気に4本の映画を観ました
少しづつ紹介したいと思いますが、まずは巷で話題の「チョコレートドーナツ」。






舞台は、1970年代のカリフォルニア。
シンガーを目指するルディとゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。
2人は母親が薬物所持で逮捕されたことをきっかけに、ダウン症のマルコを“いとこ”と偽って一緒に暮らし始める。
3人で幸せに暮らしていたが、ゲイカップルであるが故に好奇の目にさらされ、引き裂かれてしまう。
差別と偏見に立ち向かい、マルコを取り返そうと奮起するのだが…。


調べてみると、「チョコレートドーナツ」というのは邦題で、原題は「Any day now」。
邦題バージョンのポスターはマルコを抱き寄せるルディが優しい笑みを浮かべているハートウォーミングな雰囲気なのに対し、原題ヴァージョンのポスターは…。






とてもシリアスな表情のルディが佇んでいるんです。
「Any day now」は、「今すぐにでも、いつでも」という意味。
同性愛者に対する偏見が“今すぐにでも”なくなればという思いが込められているのかなと感じました。
アメリカではストーリーのシビアな雰囲気をそのままに、一方日本は少しソフトにして観客にアプローチしているのかもしれません。
同じ映画でもこんなにアプローチの仕方が違うんですね…。


長々と書いてしまいましたが、本当に素晴らしい映画でした
一見の価値ありですね